入れ歯は生命維持装置

キーワード:入れ歯 介護 ボケ 認知障害
入れ歯は生命維持装置といってもいいと私は思っています。

皆さんの中に、おばあちゃんやおじいちゃんが、最近急にボケて、寝たきりになってしまったなどの経験のある
方がいることでしょう。そんな時には、入れ歯を使っている方でしたら、今入れ歯が入っているのか? 入れ歯
の調子はどうかを見てください。
老人介護施設で、入れ歯を作ったり、修理して元気になって退院できるようになったケースや、ボケが治った
り、改善するケースもみられます。

入れ歯の良し悪しが身体に与える影響の大きさは、現在余り知られていませんがとっても大事なことなのです。

そこで、入れ歯の大切さを認識していただくために、皆さんに身近な2つのケースを見てください。

症例1

 84歳女性

主訴
 
 娘さんが治療に見えていたが、『母が入れ歯をなくしてしまったので、観てください』とのことで拝見することと 
 なりました。
 その方は、私が10年ほど前に上下の入れ歯を入れさせていただいた方で、その頃は元気そのものでし た。
 ところが久しぶりに拝見すると、杖をついて、やっと歩ける状態で、姿勢は右に大きく傾き、意識ははっき り
 せず、いわゆるボケの状況です。身体もすっかり痩せられ、以前とは別人のようでした。
 娘さんの話では、『家では殆ど寝たきりの状態で、すっかり弱ってしまった』とのことでした。


治療
 
 入れ歯を急いで作ることと、カイロプラクティックの往診治療を併用することとしました。


治療結果

 まずカイロプラクティック治療を行うと、姿勢の右傾斜が改善され、かなり歩けるようになって来ました。
 入れ歯が入ると、さらに健康状態は改善し、自分で買い物に出かけるようになったとのことです。
 来院時にも、杖は必要なくなり、意識程度はまだ完全ではありませんが、目に力が入りしっかりコミュニケーシ
 ョンを取れるようになって来ました。娘さんの話では『一人でどんどん動くので、今までと逆に心配なことも
 ある』とのことでした。くれぐれも転んで骨折をしないように祈っている状況です。


                     


症例2

 68歳 女性

主訴

 舌がピリピリして入れ歯を食事のとき以外入れていられない。自分では金属アレルギーがあるのではと思って
 いる。
 一昨年乳がんの手術をした。
 体力に不安がある。

診断結果

 金属アレルギーがあり、その他噛み合わせにも大きな問題があったので、全体を新しく作り直すこととする。

治療

 上の入れ歯に使われている金属と、下の歯の被せ物に金属アレルギーがあり、はずして、取替え、噛み合わ
 せの治療を続ける。

治療結果

 治療開始後9ヶ月の状態

 最近良く眠れる。
 まだ夜寝るときには、上の入れ歯がヒリヒリして外すが、それ以外は入れていられる。
 以前はあくびをするとアゴが『ボキボキ』音がして、外れたらどうしようと思い、大きな口をあけれなかったが
 今はその心配が無くなった。
 以前は、食べれるものが限られていたが、今は何でも食べれるようになり、食事が楽しくなった。
 元気が出て、不安だった旅行にも行け、よく歩いている。

現在も調整を続けていますが、さらに骨格の歪みはとれてゆくでしょう


                     

                 治療前                   治療後
   
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