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† ラブコメ街道血ヘド吐くまで!! †
第3回:セラス×インテグラ
セラグラである。カップリングの中でもマニアックな部類に入るといえよう。まあまず普通に物語が展開していって、こうなることはありえまい。ただでさえラブコメでもない漫画で、しかも二人しかいない女性レギュラーキャラ同士でくっついてしまうなど。アーカードの立場はどうなる!?ベルナドットは!?ウォルターは!?
そもそも平野作品において女×女などというのは稀有である。いや、全て調べたわけではないので断定は出来ないが、おそらく皆無なのではないか。一般向け作品はもとより、数多い成人向け作品に至るまで、ただの一コマも。もしそうだとするならば、セラグラは「平野的にありえぬ絵ヅラ」と言うことである。
だがもし敢えてこれらの想定を覆してまでセラグラなどと言う事になった日には……きっとアーグラ派が怒る。そうでない読者だって、引いてしまう事だろう。大多数の読者にとって、それは歓迎すべき事ではなく、いやがらせ以外のなにものでもないのだ。
だが諸君、ここでひとつ注意してもらいたい事がある。それは『HELLSING』単行本第1巻のカバー折り返し、原作者プロフィールの部分である。そこにははっきりとこう記されているのだ。「趣味:いやがらせ」と。
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セラグラ実現のもう一つの可能性、それはセラスの肩書きが「第二主人公」と言う点にある。そう、彼女は『HELLSING』のヒロインではなく第二主人公なのだ。もちろん第一主人公はアーカードだ。ではヒロインは?おそらくそれはインテグラであろう。主人公がヒロインと結ばれるのが王道であり、『HELLSING』もその原則に忠実であると言うのならば、意外な事だがセラスはアーカードに次いでその資格を有している事になるのである。もっともそのためには、第一主人公たるアーカードを蹴落とさねばならないのだが。
ではこの観点から、『HELLSING』の今後のセラグラ的展開予想を立ててみるとしよう。
遂にヘルシングの束縛より解き放たれ、自由の身となったアーカード。もう誰の命令を受けなくてもよくなった彼は、あろうことかヘルシング局員達に襲いかかりはじめる。彼は心底からヘルシングに服従していたわけではなく、ずっとチャンスをうかがっていたのだ。もちろんインテグラも襲われる。いろんな意味で。そしてあらゆる拘束と制約から解き放たれたアーカードは、クロムウェル全開で好き勝手絶頂の暴れ放題。ここに至って彼は『HELLSING』第一主人公から一転、悪のラスボスへと肩書きを変えてしまうのである。
そしてそれまで第二主人公の地位に甘んじていた我らがセラス・ヴィクトリアが第一主人公へと格上げされるのだ。で、インテグラはと言うと、これまでのオットコマエぶりが嘘であったかのように、すっかりしおらしくなってしまう。いまや薄幸のヒロイン状態と化したインテグラを前に、第一主人公としての自覚と決意に燃えるセラス。「インテグラ(もはや呼び捨て)はあたしが守る(キュピーン)!」
そして遂に新旧第一主人公同士が雌雄を決する時が訪れるのだ。全開アーカードに対抗すべく、セラスもまたクロムウェルを発動。目玉だらけの化物同士の、言語を絶する凄まじい闘争の嵐。すげえ絵ヅラだ。
戦えセラス!
負けるなセラス!
いけいけ僕らのセラス・ヴィクトリア!
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