検 査

鉄骨製作時における社内検査には大きく分けて,下記の2つに分類される。


1. 製品検査
  溶接外観検査
 
1. 溶接寸法(余盛・サイズ・のど厚など)
2. 溶接部表面欠陥(アンダーカット・オーバーラップ・ピット・割れなど)
3. 表面状態(ビード不整・クレーター処理・脚長不揃いなど)
  寸法精度検査
 
1. 柱のせい
2. 階高
3. 仕口部の長さ
4. 柱のせい
5. 仕口部のせい
6. 梁の長さ
7. 梁のせい
8. その他(曲がり・ねじれなど)

2.突合せ溶接部超音波探傷検査
製品精度(外観)
測定項目 許容差 測定位置 測定器具
隅肉溶接の
サイズ
(S)
0≦e0.5S
かつ e≦5mm
目視で過大あるいは過少と判断される部位 溶接用ゲージ
限界ゲージ
隅肉溶接の
余盛の高さ
(C)
0≦e0.4S
かつ c≦4mm
目視で過大あるいは過少と判断される部位 溶接用ゲージ
突合せ溶接の
余盛の高さ
(C)
B<15 C≦3
15≦B<25C≦4
25≦B
C≦(4/25)B
かつ0.5mm以上
目視で過大あるいは過少と判断される部位 溶接用ゲージ
限界ゲージ
T形突合せ溶接
継手の補強
隅肉のサイズ
(e)
t≦40 (S=t/4)
0≦△e≦7mm
t≦40 (S=10)
0≦△e≦T/4-3
目視で過大あるいは過少と判断される部位 溶接用ゲージ
限界ゲージ
アンダーカット
(e)
突合せ溶接
e≦0.3mm
前面隅肉溶接
e≦0.3mm
側面隅肉溶接
e≦0.5mm
溶接線全長 目視
アンダーカット
ゲージ
ピット 溶接長30cmあたり1個以下、ただしピットの大きさが1mm以下のものは3個を1個として計算する。 溶接線全長 目視

製品精度(外観)
測定項目 許容差 測定位置 測定器具
ビート表面の不整
(e)
ビート表面の凸凹の高低差e1は溶接の長さ25mmの範囲で2.5mm以下
。ビート幅の不整e2は溶接の長さ150mmの範囲で5mm以下。
目視で過大あるいは過少と判断される部位 目視
コンベックスルール
溶接ゲージ
スタッド溶接後の仕上がり高さと傾き
(L)、(θ)
L1=±2mm
θ=5度
  直尺
コンベックスルール
突合せ継手の食い違い
(e)
t≦15mm
e≦1.0mm
15mm<t
e≦t/15
かつ e≦2mm
通しダイヤフラムの場合、食い違いはあってはならない
  直尺
すき間ゲージ
仕口のずれ
(ダイヤフラムとフランジのずれ)
(e)
t1≧t2の場合
e≦2t1/15
かつ e≦3mm

t1≧t2の場合
e≦t1/6
かつ e≦4mm
継手全範囲 コンベックスルール
測定ジグ
すき間ゲージ

製品精度
測定項目 許容差 測定位置 測定器具
柱の長さ
(L)
L<10m
-3mm≦L1≦+3mm
L≧10m
-4mm≦L1≦+4mm
ボルト接合の場合
接合部第1穴心間柱脚の場合はベース下面

溶接接合の場合
両端間
メタルタッチの場合両端間
JIS 1級
鋼製巻尺
検査台
梁の長さ
(L)
L1=±3mm フランジ又はウエブの接合部第1穴心間 JIS 1級
鋼製巻尺
検査台
階高
(H)
-3mm≦h1≦+3mm
-3mm≦h2≦+3mm

-3mm≦h3≦+3mm
-3mm≦h4≦+3mm
柱の継手部孔心又はベース下面から仕口元端の上フランジ間

仕口上フランジ間
JIS 1級
鋼製巻尺
検査台
柱の曲り
(e/L)
e≦L/1500
かつ e≦5mm
フランジ両端と最大曲り部 水糸・ピアノ線
かね尺、検査台
柱の曲り
(e/L)
e≦L/1000
かつ e≦10mm
フランジ両端と最大曲り部 水糸・ピアノ線
かね尺、検査台

製品精度
測定項目 許容差 測定位置 測定器具
柱せい
(W)
W≦800mmの場合
-2mm≦w≦+2mm
W>800mmの場合
-3mm≦w≦+3mm
部材両端のウエブ位置のフランジ背面間 JIS 1級
鋼製巻尺
コンベックスルール
仕口部のせい
(D)
D≦800mmの場合
-2mm≦d≦+2mm
D>800mmの場合
-3mm≦d≦+3mm
部材両端のウエブ位置のフランジ背面間 JIS 1級
鋼製巻尺
コンベックスルール

(B)
H≦800mmの場合
-2mm≦b≦+2mm
H>800mmの場合
-3mm≦b≦+3mm
両端の上・下フランジ幅 コンベックスルール
かね尺
フランジの
傾斜
(e)
接合部
e≦B/100mm
かつ e≦3mm
一般部e≦2B/100mm
かつ e≦4mm
ウエブを基準としてフランジの傾斜 直角定規
かね尺
すき間ゲージ
フランジの
折れ
(e)
接合部
e≦b/100mm
かつ e≦1.0mm
一般部e≦2b/100mm
かつ e≦2mm
ウエブを基準としたフランジの折れ 直角定規
かね尺
すき間ゲージ
ウエブの
心ずれ
e≦2mm ウエブ中心線より左右フランジ縁 コンベックスルール
かね尺
ウエブの曲り e≦H/150
かつ e1≦4mm
e2≦B/150
かつ e2≦4mm
ただし、t≦6には
適用しない
ウエブ両フランジ付端とウエブ中間のすき間 直尺
すき間ゲージ


超音波探傷検査記号
( 検査記号は構造物第三者検査機関協会
「建築鉄骨溶接部検査結果表示方法指針」(1998年)による
)


超音波探傷記号

LEAD Technologies Inc. V1.01 LEAD Technologies Inc. V1.01


X (mm) : 溶接部左端(或いは任意の基準点)から欠陥までの距離
l (mm) : 欠陥指示長さ
Y (mm) : 0点から探触子までの距離
W (mm) : 探触子入射点から欠陥までの超音波伝搬距離
K (mm) : 0点から欠陥までのY方向距離
D (mm) : 探傷面より欠陥までの深さ
Y‘ (mm) : 欠陥から探触子入射点までの距離
θ (mm) : 実測屈折角
t (mm) : 板厚

超音波検査成績表

損傷箇所 板厚 開先
形状
溶接
方法
欠陥位置 エコー
領域
欠陥
指示長
評価長 判定 備考
X Y W d
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         

柱鉄骨検査成績表


梁鉄骨検査成績表


溶接外観検査
溶接寸法(余盛)  
LEAD Technologies Inc. V1.01  


寸法精度検査
柱の長さ 仕口のせい
LEAD Technologies Inc. V1.01 LEAD Technologies Inc. V1.01
仕口の長さ  
LEAD Technologies Inc. V1.01  


突合せ溶接部超音波探傷検査
LEAD Technologies Inc. V1.01 LEAD Technologies Inc. V1.01


性能評価製作検査鉄骨の材質
溶接耐震補強工事

 



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