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「アクアフレーム」は2009年6月、代官山ヒルサイドプラザホールで初演され、今後、スタイルを多様化させたプロジェクトを継続する予定。
このウェブサイトでは終了したイベントのレポートと次回予定を報告します。

サウンドインスタレーション「アクアフレーム」とは?

「アクアフレーム」はミニマル音楽という音楽ジャンルで、インスタレーションの形で発表(表現)されます。また、音は位置、高さ、方向を計算したスピーカーの立体的な構造になっており、立体音響と呼ばれている分野の作品です。

ミニマル音楽(ミニマル・ミュージック)

近年、アメリカを中心に生じた実験音楽で現代音楽の一つの技法ともいえます。「極小音楽」とも言われ、作曲に使用する音素材を極めて小さく切り詰め、繰り返しながら微妙に変化をつけるなどの表現方法。極小の音素材が反復し、微妙に変化することで今までの音楽と違った感動をもたらす音楽性は、1960年代から盛んになり一つの分野として多様な発展をもたらしています。

インスタレーション

様々なオブジェを配置し、その展示空間全体を作品とする手法。美術作品に近年多く見られますが、音楽でもインスタレーションの形で表現されるものをサウンドインスタレーションと呼びます。
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image

この作品は、10m四方の空間に60のスピーカ−を配置し、音空間を自由に移動しながら観賞するスタイルの作品です。レイアウトされた60すべてのスピーカ−で音の重複はありません。空間のどこかで刻々と小単位のグルーヴが生まれ、出現してはイメージを変化させていきます。鑑賞者が移動することにより、直前に受け入られた音のイメージや刻々と変化する環境、曖昧な印象がこのインスタレーションの作品性です。個人個人が独自の音世界を創出できる空間になります。
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project

「アクアフレーム」
2009年 6月3日(水)- 6月7日(日)/ 9:00 - 21:00
代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドプラザホール

setting
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performance
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蓑輪紀人 作曲、サウンドデザイン
宮本 宰 サウンドエンジニア
田口和典 サウンドシステム

協力

谷口 円香  vocalise
池田洋一郎   recording ( vocal part )
汽章 & ちゃみ graphic design
大島 隆  web design
主催 : 株式会社ディフェアリー
協賛 : ヒルサイドテラス ON-COO
5日間で400人御来場いただきました。
おかげ様でクチコミやリピーターも多くイベントがより充実したものとなりました。ありがとうございました。
また、169人の方にアンケートご協力いただきました。中からいくつか感想をご紹介させていただきます。

アンケート

30代・女性
位置によっての音の変化と音自体の変化が重なっている空間にとても興味を持ちました。

20代・女性
音と感じながら聴いていましたが、時間が経つにつれ空間と感じるようになりました。想像した音とはちがいましたが、よかったです。

20代・女性
きもちよかったです。テンションを上げるでも下げるでもない音。「幻想的」とはまた違う。平常心を取り戻させてくれるような。ニュートラル。

40代・女性
音の環境について再認識しました。環境そのものがあるということと。聴く側(私)がどこできくか、という関係について大変興味深いです。

30代・男性
場所によって音が違う。高さも違うので立体感もあり、初音の場所もかわるのでおいかけそうにになりました。

20代・男性
日頃家等で座って受動的に聞いていた音、音楽を自分が動く事で能動的に聞くという体験また歩くたびに様々なシーンの中を通り抜けているような感覚はとても新鮮で心地良いものでした。

20代・男性
合唱のようなグルーブが輪唱のように互いに影響し合って、ゆるやかなポリリズムを形成していて、とても気持ちよかったです。

20代・男性
光や視覚にうったえるものを変に使ってなくてそこがいいなと思いました。

20代・女性
居心地の良さと居心地の悪さが入り混ざったような不思議な空間でした。でもそれでいてずっと居たくなるような....。シンプルなものでも長時間たのしめました。

30代・女性
聴く度に印象が異なるので不思議でした。

20代・男性
音だけで空間を構成することに感動した。音も人の動きも、高さも、常に変化することである価値が生まれることを再認識しました。

20代・男性
音楽を今まで受動的にしか楽しんでいなかった。この作品では能動的に音を楽しむことができ、今までの音とは違う楽しみ方をできた。一つ一つのスピーカーが人の様に感じられ近づいてみると『オレ、この音好きだわ』と感じるものもあるし、気にせず素通りするものもある。人間関係を歩いている気にもなれた。

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次回作[詳細はこちら]
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蓑輪紀人
Norihito Minowa

作曲家、サウンドデザイナー
音楽制作会社 株式会社ディ・フェアリー代表
音楽制作会社創業後、CMやゲーム音楽など様々な音のプロジェクトに参加、また演奏家、舞踏家に数々の楽曲を提供。現代彫刻家、映像作家と実験的なコラボレーション作品も発表する。近年はサウンドインスタレーションという形でミニマル音楽の可能性を示唆し独自の作曲スタイルを確立している初演の「アクアフレーム」は立体音響による作品として3作目になる。以前の作品と比べ60のスピーカーと大きくスケールアップされ" 観賞者が独自の音世界を創出できる空間作り" を試みる。

【主要作品】
「プレリュードT,U,V」(88年委嘱、横浜イギリス館初演)
「高崎商科短期大学付属高等学校応援歌」(91年委嘱)
ゲーム、CM作品:
「京都緑化フェア」デモムービーCD-ROM B.G.M(94年)
「クリスタルカリバーン」P.Cゲーム音楽(94年)
舞台作品、会場音楽:
「um...」コンテンポラリーダンス音楽制作(97.98年)
「ダンスカクテル」6人のパフォーマーのための音楽制作(99年)
サウンドインスタレーション:
「フラグメント」映像プログラマーとのコラボレーション(98年)
「メタルシンフォニー」8ch 立体音響作品(08年)
【プロジェクト】
「ヴァーチャル図書館」通信、放送機構より委嘱(96年)
「防衛庁システム環境音、緊急警告音」音制作(98年)

宮本 宰
Osamu Miyamoto

サウンドエンジニア
ヒビノ電気音響(株)[現:ヒビノ(株)]にて、プロフェッショナルとして日本のPAのパイオニアの地位を確立。国内・海外の著名アーティストからも多大な支持を受け、ワールドクラスのアーティストのSRも手掛けた(エリッククラプトン、ローリングストーンズ、ポールマッカートニー等々…)現在、音楽の再生音場の“空気感”にこだわった新しい音響システム「シンフォキャンバス」を提唱。本プロジェクトでは60chの音響を担当する。



田口和典
Kazunori Taguchi

サウンドシステム
作品のオリジナルスピーカーを製作。1981年田口製作所設立以来「プロのための確実なモノ造り」をテーマに手造りによるスピーカーシステムやスタジオ用家具・什器等を製造。熟練した職人達の卓越した技術とNCルーター等の最新機材を駆使した特注品を一つからでも受注出来るシステムを構築。音響システム「シンフォキャンバス」をサウンドエンジニアの宮本氏とともに仕上げる。
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mail to : aqua.frame@gmail.com

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