みんなが待ち望んだ 季節ハタハタ
しっかり今シーズンもきてくれました!秋田の浜へ!!
 水産振興センターの調査により13年漁期の漁獲対象資源量が約2,600dと推定された事を受けて、今期の漁獲可能量は1,300dに設定されました。昨年は1,000dでしたので、1.3倍です。
 全面禁漁後、「漁獲しながら資源をふやす」を基本に様々な資源管理を行っていますが、これらの効果によりハタハタ資源は順調に増加しています。
 平成13年の沿岸での季節ハタハタ漁は、例年より4日ほど早い12月5日に初水揚げがあり、8日から21日にかけて本格的な接岸が見られました。海が荒れて網を仕掛けることが出来ない日もありましたが、各地で順調な水揚げがなされ年末をもってほぼ終了しました。産卵のために接岸してきたハタハタを対象にした沿岸の季節ハタハタ漁はこの様に短期集中型です。漁業者や漁協の職員など水揚げに携わる人たちは、徹夜で作業におわれる事もしばしばでした。秋田の人々にとって大きなブリコ(卵)を持った季節ハタハタは、この時期の食卓になくてはならないもの!着実な資源の回復により前年を上回る水揚げがなされ、県民の皆さんに新鮮でおいしいハタハタを提供できたことは、我々にとってなによりです。
秋田県では「獲りながら増やす」を目標に
資源管理型漁業を実践しています

秋田における代表的な事例として、
ハタハタの資源管理の取り組みを紹介します
 1.ハタハタ資源を回復させよう
- 3年間の全面禁漁 -
ハタハタは、秋田県民にとってなくてはならない魚であり、秋田の食文化と密着した特殊な地位を占めています。
昭和38年から50年までは連続して1万トンを超えた漁獲が、51年以後急激に減少しはじめ、60年から平成2年までは200トン前後となり、平成3年には71トンまで落ち込み、県民も魚価の高騰により、簡単には地元のハタハタを食べることができなくなりました。
このようなハタハタの激減に直面した漁業者は、資源の回復を目指して平成4年9月から平成7年8月までハタハタを1匹も採捕しないという全面禁漁を実施しました。

 2.漁獲しながら資源を増やそう
- 漁獲可能量の設定 -
解禁にあたって、漁獲しながら資源を増大させるために県の水産振興センターが、いろいろな調査から予測した漁獲対象資源量の半分程度を漁獲することを基本方針とした、漁獲可能量を設定することにしました。
解禁初年度の平成7年は、漁獲対象資源量が360トンと予想されたことを受け、漁獲可能量は170トンと設定されました。
また、全長制限や産卵場確保のため漁業禁止区域の設定など漁業管理のほか産卵場(藻場)の造成種苗放流を行うことで、3年間の全面禁漁以降ハタハタ資源は着実に回復してきています。

昭和58年に1,000トンを下回って以来、平成12年に初めて
漁獲量が1,000トンを超えました
 ハタハタの資源管理
 1.漁業管理
  1)全長制限
    平成7年の解禁以後、全長制限15cmを実施しています
平成11年には、青森、秋田、山形、新潟の4県間で全長15cm未満のハタハタは採捕しないという管理方法を取り決めました。
   2)漁業禁止区域の設定
   3)採捕禁止期間の設定
   4)繰業隻数や漁具の制限

 2.藻場造成
ハタハタは、スギモク、アカモクなどのホンダワラ類の茎に卵塊を産み付けます。ハタハタにとってホンダワラ類の藻場は非常に重要な役割を持っているのです。
県内の一部の海域では藻場が著しく減少している地区が見られるようになっています。
このため、天然の藻場の周辺にブロックを投入したり、投入したブロックに人口採苗した種糸を巻きつける方法などにより人口藻場の造成も行っています。

 3.種苗放流
沿岸のハタハタ漁が始まった12月中旬頃天然卵として定置網に付着したり、海藻に付着して流されて網に入った卵塊を回収するとともに、まだ卵を産み付けていない親魚を確保して、陸上で採卵、受精させた人工授精卵を水産振興センターの施設に収容し、1月下旬頃まで管理します。
その後、ふ化が始まる直前に漁港内に設置した生簀網へ卵塊を移し、2月上旬頃ふ化が始まります。
4月中旬頃に、飼を与え3cm程度まで成長した稚魚を放流しています。
平成6年以後は、毎年380〜500万尾のハタハタの稚魚が秋田の海に放流されています。

 センター内の施設のネットに
取り付けられた人工授精卵


ハタハタ以外にも全長制限を実施しています
ヒラメ 全長30cm
マダイ 全長14cm
マガレイ 全長17cm
カレイ類 全長15cm
ガザミ 甲幅14cm
アワビ 殻長10cm

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