故人の書き遺したものがありますか?

亡くなった方の息吹を一冊の本として永遠に残したい、そして手元に置きたいと考えるご家族が増えています。追悼として、故人の一周忌や三回忌などの法要に合わせて出版される方もいらっしゃいます。
本の内容は、故人が遺した随筆などの文章や、詩・俳句・短歌などの作品をまとめたものから、家族や友人・知人が思い出を綴った文章など、様々です。
故人を偲ぶ本を作りたいと考えるみなさん、面倒な作業は必要ありません。専門のプロがすべて編集いたします。また、「筆無精で、思い出の文など書けなくて」という方には代筆もいたします。


作品例をご紹介します。

永遠に手元に残る「文学に生きた夫」

 果樹の里・群馬県榛名町で梨栽培のかたわら文学同人誌に小説を発表し続けていた男性がいました。その人が病気になり帰らぬ人となったのは平成三年のこと。四十三歳の若さでした。
「夫の小説をまとめて本にしたいのですが、どうしたらいいでしょう」
 という奥様の呼びかけに、同人誌の仲間が集まり、原稿の整理など様々な作業を進めました。また故人の中学校の恩師である画家が表紙用に榛名山を描いた絵を寄せてくれました。こうして、奥様・友人・恩師ら大勢の人の力を結集した作品集が一周忌を前に出来上がりました。
 「短い生涯でしたが、多くの良きお友達に恵まれ、呑み、語らい、楽しい時を過ごした証が、永遠に私の手元に残る証が出来ました」
 奥様の言葉が耳に残ります。

七回忌の目前、短歌好きの父に孝行

 「わずかな期間でしたが、死んだ父親が定年退職後に短歌の回に入っていました。親孝行のまねごとに、歌集を作りたいんです。来年は七回忌になりますから」
 高崎市内に住む男性はこう言いました。
 「今年こそは、作品を整理して……」
 そう思い続けて数年、七回忌が迫った夏、ようやく腰を上げ、休日を使っては亡き父の遺品のノートと格闘。五百首余りの作品を抜き書きしました。
 さらに絵が好きなお母様が描いた様々な花の絵をさし絵に使いました。亡くなったお父様と、元気なお母様の「夫婦作品集」を息子さんが作りあげたのです。
 これに勝る供養があるとは思えませんね。


急逝した父の秀作をそろえた初句集

 俳句を愛した下仁田町の男性は息子さんと写真館を経営していましたが、ある年の冬に急逝。
 「そろそろ句集のひとつも……」
 と生前話していたことから、息子さんとお母様で、俳句帳や所属していた同人誌を整理。五百句以上を息子さんがワープロ打ちしました。
 最初は、息子さんの写真作品とお父様の俳句の秀作を合わせた本にする意向でしたが、一周忌までに作りたいとして、俳句だけにして供養の品として出版しました。息子さんはその後、ご自身の写真をメインにして、お父様の俳句を盛り込んだ「親子の写真句集」に取り組んでいます。
 下仁田の豊かな自然を収めた写真に、それらを十七文字で表現した亡き父の俳句を盛る。素晴らしい作品集が出来上がることでしょう。

家族や友人が故人への思いをつづる

 数年前に亡くなった前橋の男性の場合は、「三回忌の供養に」と、奥様や息子さんが音頭をとって、兄弟・親戚・友人らに呼び掛けて「故人への思い出文」を募ることから始まりました。
 また、人によっては、あさを社のスタッフがお訪ねして思い出を語ってもらい、それを文章にしたこともありました。
 親友が紹介する「企業人としての姿勢」、ともに命を賭けて戦場を走り回った戦友による切々たる思い、兄弟ならではの子供時代の楽しいエピソード、孫たちが語る「よきおじいちゃんぶり」……。
 故人の人生のすべてが語られた文集は、三回忌に集まった皆様全員に配られましたが、涙しながら読む方もおられ大変好評でした。