消化器官の強化について

 皮膚の修復のところでは、湿疹を軽減する方法を述べました。ですがこれはうわべを繕っているだけで根本治療にはなっていません。こちらのページではいよいよその根本治療について明らかにしたいと思います。

まず、アトピーの原因をおさらいしておきますと

汚染タンパクの摂取 → 胃で分解されない → 腸で吸収(異種たんぱく質体内侵入) → TH2活性化 → 皮膚上でアレルゲンと接触 → Ige抗体大量配備 → ヒスタミン大量放出 → 湿疹発症

というプロセスになります。補足しますとアレルゲンに接触してIGE抗体が大量配備されるのは、TH2が活性化しているからです。またTH2は異種たんぱく質が腸から体内に侵入することによって、敵が現れたとして活性化します。

プロセスが非常に長いのでこの長い経路のうちどれかで対策を打てば湿疹は治まります。
たとえばステロイドを服用するとIge抗体を減少させることができるので湿疹がなおります。また、アレルゲンをなくしてしまえばIge抗体が戦う相手がいないので治ります。しかしこれではプロセスを途中で寸断しているだけで根本的な治療になっていないことがおわかりいただけるかと思います。
また、”皮膚の修復”のところで述べた方法はできてしまった湿疹を更に悪化させない、もしくは程度の軽い湿疹を治すための方策であって根本治療ではありません。傷ついた皮膚を消毒するとか脱塩素の風呂に入るのはできてしまった湿疹を悪化させないための手段です。ですからこれらを実行されていない方は実行することにより皮膚の状態が大きく改善しますが、これは”改善”以上のなにものでもないので、ある程度効果がでたらそこから先には進みません。アトピーが改善したがどうしても治らないとか時間がかかるといった意見をあちこちの掲示板で見かけますが、これは根本的な対策を打っていないからです。消化器官を正し、免疫系を正常にしないと如何な高額なアトピーグッズを使用したところで、改善こそすれ治りはしないと断言できます。

さて根本治療はすでに述べたも同然ですが、ずばり、次の2点になります
・胃を強化し、たんぱく質を強力に分解する
・腸を強化し胃で分解されなかった異種たんぱく質を体内に取り込まない

これ以外に自然食しか食べないなどと言う方法も考えられますが、今の日本では絶対に無理です。子供は給食がありますし、サラリーマンは外食をします。1日3度自然食で過ごすことはどうしてもできないのです。ですから根本的に治すには消化器官を強化するしかないのです。
ただ、えらそうに書きましたが私のとっている方法は簡単です。
・キャベツ、大根を湯通しして毎日食べる
・ヨーグルトを食べる
・おなかの具合が悪くなったらXX丸ではなくXXフェルミンを飲む
とくにキャベツはかなりの効果があります。XXベジンなんていう胃の薬がありますが、なるほど納得です。また薬なら漢方薬がいいのでしょう。こういう所謂、滋養強壮は西洋医学は得意ではありませんから。よく漢方薬で治ったとか、私の漢方を飲めば治るとか言っている患者や先生がいらっしゃいますが、本当にそれで治るのだとしたらアトピーのための特別な薬(そんな漢方があるのかどうかも知りませんが)などではなく、胃腸を強化するごくありふれた漢方であるはずです。ただ、医者も漢方薬局もありふれた漢方で治ることを秘密にして、自分だけが儲けたいからいかにも特別な調合をしているふりをして薬の名前は教えてくれないでしょう。

少々、話が脱線しましたが、胃腸を強化するといってもそうそう今日明日に強化されるものではありませんので、上記はあくまで根本治療の方法ととらえ、湿疹が治ってくるまでは食事にも少々気をつけたほうがいいでしょう。ポイントとしては消化しやすいたんぱく質を摂取することです。これがTH2の不活性化につながります。
肉や卵に含まれるたんぱく質は分解されにくいので、主な蛋白源は魚にするのがいいかと思います。それもできるだけ養殖や近海物以外の天然物で。また魚も生ではなく調理したものがいいでしょう。火を通したたんぱく質のほうが体内で分解されやすいからです。
よくインターネットの掲示板で肉を食べると悪化するという意見を目にしますが、実は肉のたんぱく質は分解しにくいからなのです。とにかく上記の方法はアトピー患者に限らず、体にいいことですから、どなたも即実行されるのがいいかと思います。それとおせっかいかもしれませんが、冷たい食べ物や飲み物はできるだけ控えることです。冷たいものは非常に消化が悪いですから。あと、食べ物は良く噛んで食べるなどと書いては失礼でしょうか?簡単すぎることかも知れませんが私は結構重要なことだと思っています。

最後に昨今のインターネットのいろんな掲示板を見ていて思ったことを一つ。
掲示板に登場されている方々の批判になりますが、有名な掲示板は荒れまくっています。何か皮膚にいいという情報が出て来てはそれをつぶす意見がその10倍くらい出てきて非難、誹謗合戦の場になっています。でも彼らはどうしてああいう風にしか考えられないのでしょうか?出てくるのは皮膚の話ばかりで根本的な原因に全く踏み込んでいません。何10年もアトピーをやっていていまだに皮膚の状態云々を議論し、非難しあっているのでは進歩がなさすぎます。そりゃ高額商品だって、木酢Xだって、高級スキンケア用品だってなんだって多少の効果はあるのでしょう(私の作った一覧表の中に分類できる)。しかしそんなことをしていてもその場限りのうわべを改善しているだけで湿疹のない肌など絶対に実現できません。
あと、ステロイドをやめたらアトピーが治るとか、リンパ液が出るのは改善している証拠だとか間違った意見もまかり通ってしまっています。ステロイドをやめただけでは治りません。このページをご覧頂いた方にはどうぞ冷静になって完治の方法を考えていただきたいと思います。
何も私の書いた方法が正しくて完璧だなどというつもりはありません。間違った記述も多いでしょう。しかしこれもひとつの参考として読んでいただいて是非、根本的な治療に取り組んでいただきたいと思います。現実に私はこの方法で”完治”したとは言いませんが、今は湿疹がない状態になりましたから。

最後の最後に、なぜアトピーは治るか、即ち一度抗体ができているのに(抗体ができるということは予防接種をしているようなもので、いったんダニに対するIGEができてしまったら死ぬまでなくならないはずなのに)消化器官を改善し、TH2値を下げればなぜ治るかについては免疫系の話で非常に難しく(サプレッサーT細胞の話とか出てくる)、私も完全には理解できていないので省略しています。また別の機会に述べたいと思います。


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よくある間違った認識について

このページを読んでいただいた方にはお分かりかと思いますが、アトピーでよく間違った考え方をしてしまう
事例がありますのでそのことに言及します。
1.卵アレルギーがあるので除去する
  小児によくある事例です。卵はアミノ酸に分解されにくいたんぱく質です。特に生の場合は。
  小児の場合消化器官が弱いですから、卵のたんぱく質を分解しにくく、アミノ酸に分解されず、
  たんぱく質のまま吸収してしまいます。
  これがTH2の増加を招くわけです。卵に対するアレルギーがあるのではなく卵を消化しにくいのです。
  卵にアレルギーがあるなら食べたとたん蕁麻疹が出るはずです。
  ちなみに他の除去食(といわれているもの)も同じです。よく食事の指導をしている医師がいますが
  要は分解しにくいたんぱく質を除去しろといっているだけです。それを”私が研究したところによると”などと
  もったいぶって言っているだけです。
  食事療法で本当に効果があるものは分解しにくいたんぱく質を避けています。有名な医師が言っていることを
  よーっく検証されるといいと思います。

2.魚はアトピーに良い
  上記と同じことです。魚がアトピーにいいのではなくて魚のたんぱく質が分解しやすいだけです。
  特に遠洋物の汚染されていない魚が。(要するに背中の青い魚ですね)

3.旬の野菜が体に良い
  旬の野菜は当然収穫しやすいので農薬量も少ないはずです。
  汚染の少ないたんぱく質を摂取するわけですから当たり前です。
  本物の無農薬野菜はもっと良いでしょう。ちなみにタンパクといえば肉や鶏を思い浮かべますが、
  野菜や米にもしっかりとたんぱく質は含まれています。たんぱく質を含まない食べ物はほとんど
  ありません。

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