主伐といって、植林してから40年以上経ちますと、木材として活用できる大きさになります。そのような立木を伐採する作業を行います。伐採は秋から春までの期間に行うのが一般的です。樹木の水分が少なく、雨も比較的少なく空気も乾燥していて、品質の高い木材を送り出すのに適した季節なのです。
伐採はハーベスタやプロセッサといった、高性能林業機械の普及がめざましく、安全で効率良く伐採して、一定の長さの丸太(素材)にして市場に運ばれます。
梅雨から夏にかけて雑草が生い茂り、植林した苗木を覆ってその生長を妨げ、場合によっては枯らしてしまうこともあります。そこで雑草やクズやフジのつるなどを取り除いて、苗木がすくすく育つようにします。暑い季節の作業なので、汗びっしょりになりますが、緑の空間を吹き抜ける風が心地よく、汗そのものもそれほど嫌悪感がないのは、山仕事の特色と言っていいでしょう。
作業は刈払い機や大きな鎌を使いますが、植林機械と同様に試作品が完成しており、実用化まであと1歩のところまできています。
除伐作業と枝打ちの季節です。除伐は植え付けた苗木の生長を妨げたり、健全に生長しそうもない立木を取り除いて、活力ある森林に育てるために欠かせない仕事です。
枝打ちは、質のよい木材を生産するために必要な仕事ですが、同時に森林の表土が流れ出して、下流の川底を埋めないために欠かせない大事な作業です。若い樹木は生長が旺盛ですから、枝や葉がたくさんついて、森林の中に太陽の光線が入らなくなり、雑草などが育たないため肌を露出してしまい、雨で表土が流されてしまいます。また、立木そのものも太陽光線を十分に受けられなくなり、線香のようにもろくなり、雪や風で折れたり倒れたりしますので、余分な枝を切り落とすことが大事なのです。
地ごしらえといって、立木を伐採した跡地を整理して、苗木を植えられるように準備する仕事です。
雑草や枯れ枝などを巻き上げて一定の間隔に並べ、その間に若い苗木を植えて、再び活力のある森林に育てるための第1歩の仕事と言っていいでしょう。
間伐を行う季節です。植え付けた苗木が生長して枝が混み合うようになると、健康な樹木に育たなくなりますので、適当に間引きして活力ある森林に育て、良質の木材を生産するための大事な仕事です。間伐をして、森林の中に太陽光線が入るようにしないと、枝打ちと同様に下草が生えなくなり、長年にわたって培われて来た栄養分に富んだ表土が流され、森林の公益的機能が著しく阻害されます。そのため、植林25年ぐらいまでは間伐を行う必要があります。最近は、まとまった面積を一斉に伐採しないで、間伐を繰り返し、伐採した根株のそばにすぐ苗木を植える方法がとられるようになってきました。